大きな現場の小さな工夫
今日の音楽ホールの現場では、3人の大工がそれぞれ持ち前の場所で木製手すりを取りつけていました。
こちらは2階担当のM君です。
出来上がったら見えないところも、仕上がりと同じ角度に傾斜させています。
今回の取り付けで使う「ビスケット」というパーツ。これを両側から木材ではさんで固定します。本当にお菓子のビスケットみたいですね。
音楽ホールなだけあり、手すりは2階の最も長いところで11メートルもあり、それを4.2メートルの長さの木材をつなげて作っていきます。
木材をつなげるところは、こんなふうにナナメにしています。下からビス(金物)で固定できるように。また、取り付けたあと表面を削りやすいようにそうしています。
木工事以外にも、塗装屋さんや鉄骨屋さん、電気屋さんなど、さまざまな職種の方が黙々と手を動かしています。それぞれにとってはあたりまえの、数えきれないほどの小さな工夫を想像してみると・・・。ちょっとたずねてみたくなるスタッフでした。